戸帳　～翠光堂仏壇店～

こんにちは。吹田店の豊原です。

この間仏壇納品準備で戸帳を取付する機会がありまして、そもそも戸帳というのはどのような意味があるのか調べてみました。

まず戸帳の取り付け位置なのですが、ご本尊の前の小柱にくっつけるように取り付けます。

戸帳とは仏様と私たち俗の人を隔てるために飾られています。

お寺で仏様を安置しているのは内陣と呼ばれ、本堂の奥側の一段高いところにあります。そしてさらに真宗寺院ですと内陣は黄金色の彩色を施しています。仏様が安置されているところは須弥壇の一番上であり、仏様の世界を表しているみたいです。

戸帳とは、仏様の世界（浄土）と私たち（俗世）との間に布を垂らすことで、自ずと仏様に敬意を表していることを意味します。

なるほどと思いながらこういった意味を調べるのも勉強になっておもしろいですね( ´∀｀ )