母ちゃんのフラフープ。　～翠光堂仏壇店（大阪）～

以前から気になっていた本、『母ちゃんのフラフープ』を読みました。

人気タレント「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが書かれた本です。

コロナ禍の中、遠方に離れて暮らされているがん終末期のお母さんとのエピソードをメインに、

非常に読みやすい文章で書かれています。

情景が頭に浮かび、疑似体験してるかのように自分の両親や祖父母、家族の顔が浮かんできました。

人前で読むことはおすすめ出来ません。涙腺が緩むエピソードが処々に有ります。

延命治療、尊厳死や終活等、死という誰にでも訪れるけれども

多くの人は普段考えないようにしていることを真剣に考えるきっかけになる本だと思います。

筆者の田村淳さんは今年慶應義塾大学大学院を卒業され、本書巻末には修士論文の抜粋が掲載されています。

死に対する考察やＩＴＡＫＯＴＯサービス（映像や音声を用いた遺言作成）の立ち上げ等に関する内容が主で

とても読み応えがありました。

おすすめの良書です。