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工房厨子~大阪の国産仏壇店・翠光堂~

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こんにちは。翠光堂です。

ご宗派のご本尊や大切なお位牌を安置いただける「厨子」はいかがでしょうか?

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厨子とは大切なもの・ことを 納める箱のこと。
魂を委ねられるほどの
霊性ある格別な箱のことです。

6世紀、日本に仏教が伝来。7世紀(飛鳥時代)に入ると、仏教文化として大変革がおこり、仏像・仏舎利・経典・位牌など大切なものを納める箱として厨子が広まりました。その時代に作られた玉虫厨子は古代の日本建築様式を知る上でも貴重な遺産として、奈良の法隆寺に安置されています。
工房厨子は、現代を代表する工芸家やデザイナーが描いた時代が求める祈りのかたちや、日本の美意識ある建造物から、ものの在り方や普遍的な意匠を学び生まれた厨子です。

昨今、お買い求め頂くお仏壇は急激にコンパクト化しています。5年ほど前と比べると、そのサイズ感は二回りほど縮小した物が主流となってきました。お客様より「さらに小さいもの」をというお声も頂戴します。ただ、大切な位牌やお家にとって重要な過去帳を、小さいからといって粗末な物に安置するわけにもいきません。そういったお気持ちの方には、この「工房厨子」はぴったりです。

デザイナーが、伝統的な物からインスピレーションを受け、その質感や仕上がりにこだわった職人が、美しく優美な厨子に仕上げてくれました。

工房厨子_安憬_位牌あり

この「安憬」は、鮮やかな朱色が目を挽きます。オレンジ色に近いですが、絶妙に日本の伝統色を感じさせる色味です。角のないフォルムと塗装のぽってりとした質感が、愛着を感じさせます。内面と縁に施された金箔が、格式を上げ、凡庸には魅せません。

故人様を祀る特別な場所としては、最適なかたちだと思います。チェストやサイドボードに、もうワンランク上のいのりの場をおつくりになってはいかがでしょうか?