古い物にも価値あり　～翠光堂仏壇店～

この間、NHK BSドラマで観た、「リキッド～鬼の酒　奇跡の蔵」がとても良かったです。

ドラマの中でクラシック音楽をかけるのに、CDではなくLP盤でかけていました。

北陸の日本酒造りと古い蔵が、風景とよくマッチしていました。

若者にレコード人気が復活していて、ナガオカのレコード針の生産工場が

ニュースでも紹介されていました。もちろん、最終工程は手作業でした。

私はずっと昔、京都の十字屋さんに勤めていてレコードを売っていました。

レコードがCDになり、そのCDも音楽ネット配信にかわってしまっても、

押入れに私のLPは眠っています。どうしても捨てられず、引越しの度についてきました。

当時、プレイヤーがあっても、肝心の針が廃盤になって

聴けなくなってしまった人がたくさんいました。

あの針を落とす瞬間が楽しみでジャケットをひろげ、歌詞をたしかめたり、

お気に入りの曲を何回もかけていました。

懐かしい青春の思い出です。

なんでも、ネットで好きな物しか手にいれるのではなく、楽しみながら、

レコードを探している若者がニュースで流れていました。

なんか、ちょっぴりうれしかったです。

また、聴きたくなった今日この頃です。

淡路店