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映画「三度目の殺人」 ~翠光堂仏壇店~

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こんにちは。翠光堂の髙橋です。

映画「三度目の殺人」を観てきました。

三度目の殺人

是枝裕和監督・脚本、福山雅治、役所広司、広瀬すず出演。

ヴェネチア国際映画祭に出品されたことでも話題になっていました。

法廷心理劇の映画なんですが、監督がこの作品を作るにあたってまず七人の現職弁護士を集め、三組のグループを作り、弁護士、検察、判事に分け、模擬犯罪に対し公判や接見などを疑似的に行って貰ったそうです。

その中で、法的な判決と事実には大きなズレがあると感じたそうです。また、犯人との接見部分に大きな面白さを感じ、接見シーンからストーリーを膨らませていったそうです。

ひょんな事から公判に係わる事になった弁護士を福山雅治、犯人を役所広司。最初は簡単な弁護と思っていたケースが、犯人の自供が一転二転し、犯人の人格が掴めない事でだんだんとのめり込み、真実を探そうと紐解いていく。

というのをラジオで聞き、観にいきたくなりました。

接見とは拘置所に入っている容疑者とアクリル板を挟んで喋るあれです。

何度も出てくる接見シーンは、ストーリーが進むにつれ見せ方が変化していきます。

犯人と弁護士の心理的な距離感がそこに表現されているように感じました。

最後の接見では、アクリル板に映り込んだ顔が、、、ああ!これ以上はやめておきます。

因みに広瀬すずは、被害者の高校生の娘役です。ストーリーではとても重要な役なのですが、その演技に驚ろかされました。ある真実に迫る話を弁護士としているシーンでは、妙な艶っぽさを感じ、それまでの素朴な高校生感との変化にドキリとさせられます。

まだまだ絶賛上映中ですよ。機会があったら是非観に行って下さい。