オリンピック　井上康生監督　～翠光堂仏壇店（大阪）～

こんにちは。翠光堂仏壇店です。

東京2020、沢山のメダリストを輩出した柔道。31日の混合団体では銀メダル。世界の上から二番目。誇らしい成績です。

この超強い柔道軍団を率いていたのが、井上康生監督。20年前のシドニーオリンピックで金メダルを獲った、同世代の僕らには耳馴染みのある柔道家です。

2012年に代表監督に就任。それまでの悪しき習慣を一蹴し、アスリートファーストで選手の為の強化プログラムを全面に取り入れ、新時代の柔道家を育てて来られたそうです。

ちょうど、1980年前後産まれの人間は、体育会系の悪しき習慣とそれを下に継承させないとする変革の時代を学生時代に経験している世代です。（少なくとも僕のまわりはそうでした）それまでにあった指導という暴力や、科学的根拠のない根性や努力という名のしごき、OBという名の大きな顔をしている大人たち。それらすべてが悪かったとは言いませんが、悪目立ちをし、恐怖による支配でしか下を動かす事が出来ていませんでした。学生という狭い世界でも大変な変革。世界に臨む柔道連盟ともなれば、その風習や習慣の変革は並大抵のものではない事が伺えます。

今回の柔道選手の戦いっぷり、勝っても負けても堂々と柔道家らしい姿、監督を慕う言葉や姿、全てに井上康生監督の大きな功労が現れていると思います。

任期満了でのご退任とのこと。お疲れさまでした。ありがとうございました( ；∀；)