こんにちは。翠光堂です。
ひょんなことから「今夜、世界からこの恋が消えても」を観に行くことになりました。
いわゆる流行りの俳優さん&女優さんの甘~い恋愛映画なんやろ~な~と、映画館に入るとほぼ、いや僕以外全て女性でした。(ジュラシックパークにしといたら…)
結果、めっちゃ良い映画でした~( ;∀;)( ;∀;)
えーっと、ネタバレになるかもしれないので、ここから見るの気を付けて下さい。
一晩寝ると記憶を失うヒロイン日野真織さん。その断片的な記憶(記録)に彩を与えたみっちー演じる神谷透くん。この子がまた良い。めっちゃ良い子( ;∀;)お父さんとのやり取りとか、もう声出てました( ;∀;)
この透くんが、心臓の病気で亡くなっちゃうんですが、真織さんの為に記憶の改ざんを周りの人達で行うんです。透くんのお姉さんがパソコンの日記で書かれた「透くん」の文字を全て親友の「泉ちゃん」に書き換えていくんですね。ここの描写あかん( ;∀;)
親友の真織さんを思って、透くんの影を回収していく泉ちゃん、堪らずむせび泣くんですが、これもあかん( ;∀;)泉ちゃんは、初め、透くんの事を親友に近づく変な男と思ってたんですが、共通の趣味をきっかけに信頼関係がうまれていくんです。この泉ちゃんの立場もね~大変なんです( ;∀;)もう何回泣いたか。今も書いてて泣きそう( ;∀;)
この映画には終始「死」との向き合い方が流れています。僕らは生きている以上、必ず向き合わなければいけません。「死」と向き合った時に、日々の生き方も少しかわるかもしれません。作中で透くんのお父さんが、妻(透くんのお母さん)を亡くした時に「もっとちゃんと悲しんでおけばよかった」と後悔するシーンがあります。この大切な人を亡くした時の「死」への向き合い方も、とても大事だと改めて感じました。
悲しみを受け入れず、自身の感情に蓋をするよりも、深く悲しみ泣き、故人を想い深くその人を心に刻む事が、またその人と共に生きていく一歩を踏み出す大事な時間なのだと思います。
昨今は、葬儀などの簡素化が進んでいると聞きます。これも時代の流れかとも思いますが、先人が用意してくれた儀式の時間の意味がそこにあるのならば、現代でも必要な事なんだと思います。
とにかく、この映画、おすすめです!(‘ω’)ノ原作読もう~。