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silentその3 ~翠光堂仏壇店(大阪)~

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こんにちは。翠光堂です。

ドラマ「silent」第九話。冒頭から泣いてました。想の家族の苦悩を手短に且つ緻密に描かれていて、泣きっぱなしでした。これも母の愛です。今回は家族の愛も溢れています。

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実家近くの河原で想と湊斗のやり取りを見たお母さん(篠原涼子さん)が、一話から纏っていた重い何かが、スルスルと解ける様にみえました。あの演技というか空気、凄い。このドラマ、その名の通り静かに表現されている部分が沢山あるんですが、俳優さんそれぞれの空気の纏い方が純粋にみえて、いつも心動かされます。

本来のお母さんに戻った時、この感じのお母さんに育てられた想という人物が、とてもしっくり来て、シナリオや演出の奥深さにも感動です。

”歌詞を読む”という場面があります。CDを出しているアーティストは、CDのジャケットや歌詞カードに沢山の思いを乗せています。デザイン、文字の形や色、行間やレイアウト、ひらがなや漢字の使い分けで様々な表現がされています。ストリーミングが当たり前になったこの時代に、ハッと思い出させてくれました。そこまでが作品。”歌詞を読む”いい表現だ。

話数を重ねるごとに、最終回に向かっていると思うと、無茶苦茶さみしい。〇〇ロスとかいう言葉、どこかで冷めてみてましたが、今はお気持ちよくわかります。