映画「花束みたいな恋をした」　～翠光堂仏壇店（大阪）～

こんにちは。翠光堂です。

2021年製作の映画「花束みたいな恋をした」を観ました。

菅田将暉さんと有村架純さん主演で、趣味趣向がぴったり一致した男女が出合い、付き合い、別れるまでの恋愛映画です。

いわゆるサブカルに心酔している大学生の二人が、終電を逃すことで出会い、お付き合いをしていきます。沢山のサブカル好きには刺さる作品名や作家の名前が出てきます。しそうな服装や言いそうな事、そんな二人が恋愛に至る経緯など、とても丁寧に描かれていた様に思います。

同棲を始め、生活を共にしていく中で、社会の現実と直面し、お互いの生き方が少しずつ変化し、二人の仲は次第に離れていきます。

この変化が、大人の人達はもしかしたら「成長」というかもしれません。それも今の僕だったら少しわかりますが、二人がファミレスでギャン泣きしたのは、二人の関係性に泣いたというより、自分の変化に気づいて泣いちゃったんじゃないかなと思い、自分も若い時はよかったな～とかふと思い出そうとした自分にゾッとしました。

僕も若いころは周りにこういった友人が多くいたし、自身もそういう部分があったので、二人の関係が崩れていく感じが痛いほどわかりました。二人がお互い吐いて捨てるように言ったセリフ、わかる～けど言ったらあかん～って感じです。女性からしたら麦くんのプロポーズはあり得ないかもしれないし、僕も全部を肯定するわけではありませんが、無くはないです(笑)

沢山共感できて、エモい部分もたくさんありますが、吐きたくなる位気持ち悪い映画と感じる人もいる映画だと思います。気軽に見始めて、グイグイ心をつまかまれました。