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映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 ~翠光堂仏壇店(大阪)~

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こんにちは。翠光堂です。

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を観てきました。

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自分の生活や人生に釈然としない日々を送る主人公の女子高生が、戦時中にタイムスリップをして、特攻を待つ青年兵と心を通わせる…というお話。むちゃくちゃ泣いた。

特攻隊員の心の葛藤や、徐々に変化していく主人公の感情などが丁寧に描かれていて、こちらもどんどんその世界に入っていきます。言葉や描写に細心の注意が払われているのが随所に伺えます。途中、本気の演技をする役者さんが不意に目に涙を溜めたりしている場面が何度もあり、その度一緒に泣いてました( ;∀;)

作中の「鶴屋食堂」と女主人のツルさんは、実際特攻の町にあった「富屋食堂」の鳥濱トメさんがモデルになっており、「特攻の母」と呼ばれ若い特攻隊のささえとなった存在だそうです。映画では松坂慶子さんが演じておられ、作品を大きく包む存在となっています。

僕らの時代、戦争は如何に怖いものかと教育された気がします。指導者の意図は違うにせよ、子供の頃はそう受け取っていました。現代の若者はこういう作品で、戦争がもたらす影響がより身近にダイレクトに感じれるのかな、そうであれば良いなと思いました。