お位牌について。
どなたかがお亡くなりになった時、四十九日(満中陰)までにお位牌の作製を手前共の様な仏壇店にご依頼頂かなくてはいけません。
真宗系のお家は、基本作製の必要はございません。一部の派や地域、またお家で代々お位牌を作って来られたお家もございます。勿論、作製させて頂きますので、ご依頼ください。
ご寺院様からご用意頂いた「中陰表」をご持参ください。見当たらなければ、戒名が書かれた白いお位牌をご持参頂いても大丈夫です。
ご寺院様などが「用意しておきますね」と仰られない限りは、ご遺族の方がご注文頂く必要がございます。よく「お寺さんが作ってくれるんじゃないの?」「葬儀屋さんが持って来てくれると思ってた!」というお声を聞きますので、ご注意ください。
作製にはどの位の日数がかかる?
当店では、出来上がりまでに基本二週間を頂戴しております。型やサイズによっては、それ以上のお時間を頂戴する場合もございますので、出来るだけ早いご依頼をおすすめします。
翠光堂では、お位牌の種類によりますが、期日が迫っていて、間に合わせたいという場合も、出来るだけ対応できる態勢をとっていますので、一度ご相談下さい。
位牌はどれを選べば良いの?
お位牌の型は現在とても沢山の種類があります。故人様を象徴するお位牌ですので、その方を想い「その方っぽい」とか「その方が好きそう」とイメージを大事にされてお選びになられるお客様が増えております。
宗派などで、型の決まりはありません。
位牌の大きさはどうしたらいい?
大きさは、現在標準的な大きさになっている「4寸」をお選びになる事が多いです。これは「札板」の高さで、札板が約12cmです。
大きなお仏壇でも、小さすぎず埋もれる事もありません。上置仏壇の様にコンパクトなお仏壇でも、収まりがよくしっかり存在感があります。後ほどお仏壇のご購入を検討中の方は、店頭のお仏壇に実際に安置してみた雰囲気をご確認頂けます。
先祖の位牌があるんだけど
ご先祖様、先代様のお位牌がある場合はご注意ください。
これらのお位牌より、新しいお位牌の総丈(全高)が大きくなる事は通常避けて頂いております。同じ高さかワンサイズ低いサイズをお選び頂きます。
また、先のお位牌と同型をご用意させて頂く事が多いです。その場合は、スタッフが拝見させて頂くのが間違いないと思いますので、①画像をご用意頂く②実物を店頭にお持ちいただく③お家にお伺いして拝見する、いずれかの方法で、私共で拝見させて頂きます。
①画像をご用意頂く場合は、お位牌全体を写して下さい。前面と背面の2画像ご用意ください。(スマホで撮影し、画面を拝見できればOK)
②お家から持ち出す場合は、柔らかい布に包み、落とさないよう大切にお持ちください。
③ご都合のよい日時をお知らせ頂ければ、スタッフがお家にお伺い致します。
年齢
通常、お位牌には「行年」や「享年」として「数え年」の年齢を彫ります。私共が日常的に使う「満年齢」に、お誕生日をお迎えになっていたら+1才、まだだと+2才となります。ご不安な場合は、店頭で計算させて頂きますので、生年月日もご用意ください。
氏名の漢字
お名前の漢字が正確に書かれているかご確認ください。例えば「吉」の下の棒が長い、「高」がはしごだか、などこういった機会に戸籍謄本などで改めて確認したら気付いたというお話も多くあります。細部までご自身でご確認頂ければと思います。
沢山書きましたが、お気軽にお問合せ下さい。スタッフが一つずつご案内して参ります。