こんにちは、高橋です。
今日は、クリスマスイブです。
いよいよ今年も残り一週間となりました。
大掃除の時にはお仏壇も一年の感謝を込めて、お掃除をしてあげて下さい。
お仏壇のお掃除での注意点をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
金仏壇・・塗り部分(黒い部分)は、柔らかく薬剤が染込んでいない乾いたクロスで拭く。
金箔部分は、毛ばたきの羽先で優しくなで、ホコリを落とす程度。(基本的にはさわらい。)
唐木、家具調仏壇・・面の部分は、柔らかく薬剤が染込んでいない乾いたクロスで拭く。
欄間等の彫りが施されている部分や細かい部分は、毛ばたきでホコリを落とす。
準備:
お仏壇の部品やお仏具を出す前に、
見取り図や写真を撮られる事をお勧めします。
毎日見ていても、いざ動かすと元の位置が分からなくなる事がよくあります。
お仏壇の中に入ったお道具を、一旦外に取り出し、
吊り物、高欄(一番上段の柵)等、取り外せる物は取り外しておきます。
(お掃除中の転倒や落下を防いでおきましょう。)
掛軸、燈籠(電気配線が施されている物)等、動かしにくい物はそのままにしておきます。
膳引きや、仏壇内にガラスがひいてある場合は、外しましょう。
傷つける可能性があるので、取りづらい場合は、はめたままで結構です。
まずは、全体のホコリを毛ばたきで落とします。
ホコリを吸着するハンディーモップ等もお使い頂けますが、
モップ自体に薬剤が染込ませてある物の使用は避けて下さい。
注意:長年使って羽が減った毛ばたきは、柄で傷付ける事があります。
そのような場合は、お買換えをお勧めします。
扉や障子の枠、側面の梁等、上を向いた面の部分は結構ホコリが溜まっています。
唐木仏壇で汚れが目立つ場合は、水拭きをして下さい。
柔らかい布にお湯を染込ませて、硬く絞った物で拭き、すぐに乾いたクロスで乾拭きをして下さい。
面の部分は、薬剤が染込んでいない、柔らかく乾いた物をご使用下さい。
欄間や障子の格子等、細かい部分は綿棒などでホコリを取って下さい。
ただし、細かい彫り物はちょっとした事で折れたり外れたりしますので、ご注意下さい。
お仏壇用の艶出し液をお持ちの場合は、薄くのばし、しっかりと乾拭きをして下さい。
お仏壇は、何重にも塗装とコーティングが施されています。
強く拭き過ぎたり、専用では無い洗剤等でこすると、
コーティングがはがれ、艶がなくなったり、傷みが早くなってしまいますので、ご注意下さい。
お仏壇は水気を嫌います。水拭き等は、一年に一回位に留めて頂き、
普段は毛ばたきでホコリを落とし、クロスでの乾拭きでお手入れをして下さい。
→大掃除~お仏具~に続く