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日別アーカイブ: 2023年7月29日

満中陰(四十九日)を迎えるにあたって ~翠光堂仏壇店(大阪)~

こんにちは。翠光堂です。

近親者を亡くし、お通夜や葬儀~お骨上げ、初七日まで参列し、早一カ月半が過ぎ、満中陰法要(四十九日)。改めて参列し、用意や心持をしておかないといけないことに気づいたので、書き残しておきます。

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・ご寺院様

ご寺院様は葬儀をお願いした時点で、四十九日までの日程は想定されておられますが、場所や時間など、細かな打ち合わせも必要です。前もって日時の確認を行って下さい。
また、葬儀の時などは葬儀社様がお布施の袋などをご用意頂けたと思いますが、満中陰法要では、ご自身でご用意することが殆どですので、お忘れなく。

・参列者

満中陰法要の参列者は、基本的に喪主が選定しお声をかけます。日時と場所をお伝えし、お越し頂きます。この時に人数を決め、場所やお食事などの手配を確定していきます。

・位牌の用意

位牌の必要なご宗派(主に真宗以外)の場合、満中陰法要で白木の位牌から、本位牌(主に塗位牌など)に切り替わります。この日までに、本位牌の作製依頼が必要です。

これは、お店でもよくある事案なのですが、位牌は葬儀社様かご寺院様が自動的に用意してもらえると思っておられるケースがあります。私共の様な仏壇仏具店に直接ご注文いただかなくてはいけません。
位牌は、本体の在庫があっても、文字入れに時間がかかるため、その場ですぐ持ち帰れる物ではありません。通常であればご注文より2週間の期間を頂戴しています。
(※翠光堂では、超特急で文字彫が出来るプランもあります。一度ご相談ください。)

・返礼品(満中陰志)

葬儀で頂いたお香典に対し、「満中陰志」としてお返しを満中陰法要が終わった時点から順次お渡しされるのが通例です。現代は殆どが各家に配送を依頼されます。これらも、包装や挨拶状の添付、配送手配などで、通常2週間ほどの期間を要します。急がなくても大丈夫ですが、とは言え気持ちが焦るものなので、余裕をもってご依頼下さい。ギフトを扱う仏具店(もちろん翠光堂でもOK!)や百貨店などでご依頼されることが多いです。

・粗供養

満中陰法要の当日にお持ち帰りいただく「粗供養」のご用意も必要です。これは、あまり荷物になりすぎず、日持ちがする商品を選ばれます。海苔やお茶、最近はフリーズドライのお味噌汁なども人気です。
また、当日頂いた御供(お菓子など)を開け、粗供養の数分振り分け、一緒に持って帰って貰います。この時に、まとめられるビニール袋などを用意しておくと便利です。(スーパーでロールになってるあの感じでOK)

仏様に御供した物をいきなりバラしていいの?という気持ちにもなりますが、お下がりを頂くというのはそもそも良い事です。仏様と同じ物を食べさせて貰うという、とても有難い供養です。これは、お仏壇へのお供え物も一緒で、ずっとそこに置いておくよりは、ある程度のところで下げ、ご家族で召し上がられるのが良いとされています。
包装を解く時などは、参列者の方とは別の部屋で行ってくださいね。

・お斎(おとき)

法要後に会食を行います。お斎は、施主様からご寺院様や参列者に対する感謝の気持ちを表すための席で、食事をしながら思い出話をして故人を偲びます。(近年はご寺院様にはお弁当を渡されたり「御膳料」としてお金を包まれることが多いです。)
人数が確定していなくてもある程度想定出来た時点で、場所の確保や食事の手配をされることをお勧めします。

・お座布団

お家で法要を行う場合は、人数分のお座布団が無いことがあります。普段、イスやソファで過ごす機会が多いお家は特に、人数が増えると対応しきれない事があります。お座布団をレンタルしている業者さんもありますので、事前にお調べ下さい。
参列者の中には、床に座ることが難しい方もおられます。椅子のご用意や配置も想定しておかれる事をお勧めします。

・駐車場

ご自宅やコンパクトな法要会館などで行う場合は、駐車場の確認をしておかれる方が良いです。住宅街などになると、コインパーキングもなかったりします。近隣に駐車が困難な場合は「〇〇で駐車してタクシーなどでお越しください」などの案内も必要かもしれません。

・お仏壇

これは、必ず!というわけではありませんが、私共はご用意される事をお勧めします。
葬儀社様がご用意された白木の祭壇や仏具は四十九日が使用の区切りとなります。
この日までにお仏壇をご用意くだされば、スムーズにお祀りの場を切り替えることが出来ます。
また、故人様をご安置する場所を参列者の皆様と一緒に見守っていただけるタイミングとなります。
何かとお忙しく気持ちも落ち着かない時期に、沢山の事を決めないといけない中ですので、さらにお仏壇も、、、となりにくいかもしれません。ただ、お仏壇のご購入を決められたり、ご自宅に配達させていただいたりすると、皆さまどこかホッとされて、少しお顔もお声も明るくなられる方が殆どです。今回も叔父がホッとしていたのが印象的です。
現代はお祀りの仕方も多様になっていますが、昔ながらのお仏壇という形をとる事で、これからの生活も安心して、落ち着いて過ごしていただけると私共は考えております。

色々、書き連ねましたが、お困りの事がございましたら何なりとご相談下さい。

翠光堂 吹田本店 0120-577-510 阪急淡路駅前店 0120-599-510